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格言集
提供 東洋経済新報社

【利食い千人力】
利食ってしまえば仮に株が下がろうと誰からもとやかく言われないことから、相場の見通しに迷ったらいったん利食いなさいという教え。特に、追加担保問題の絡む信用取引では、格言どおり千人の味方にも匹敵するくらいの価値があります。

【頭と尻尾はくれてやる】
お魚は頭と尻尾を除いた真ん中のところが、脂がのって一番おいしい。株式投資は最安値で買って最高値で売るのが理想だが無理な話です。不可能なことにエネルギーを注ぐより、一番おいしいところだけ確実に儲けようという教え。

【売りは早かれ買いは遅かれ】
飛行機の離陸には時間とパワーがかかりますが、仮に上空で失速したら墜落します。これと同じように株価が上がるときは多くの人が注目するまで時間がかかるので買いを急ぐ必要はないが、人気化した株は下げると大きいので早めの売りがいい、という教え。

【天井三日、底値一〇〇日】
外国人投資家などは、いいと思った銘柄を仕込むのに大体三ヵ月から六ヵ月を目安にしています。反対に人気化して商いが増えると、一気に売り逃げます。株価は底値圏は長いが、天井形成は非常に早いという経験則を表したもの。

【大回り三年、小回り三月】
人は目先のことは三ヵ月、大きい出来事でも三年も経つと忘れて、新たな動きに出ることからきた相場の日柄サイクル。バブル崩壊後の相場でも、下値のフシはぴたり三年サイクルとなっています。このように、相場経験者は日柄を非常に大切にするのです。

【月の8日にもの買うな】
給料の入った月初は気持ちが明るくなって、よく考えないでものを買うことが多いため、浮かれた気持ちを戒めた言葉です。各証券会社の営業も月初にハッパがかかりますので、月初が相場の天井となっているケ?スは多々あります。

【相場師は日柄を大切にする】
相場師といわれる人はいなくなりましたが、現在でも相場経験の豊かな人ほど相場の上昇、下降日数など日柄を大切にします。人の噂も75日といわれるように時間が経過するほど好材料であれ悪材料であれ消化され新鮮味が薄れてきます。値段(株価)にこだわりすぎないように、という一般投資家へのアドバイスです。

【割高に売りなし、割安に買いなし】
時流に乗る人気銘柄はPER(株価収益率)などが平均を上回って高くなりカラ売りしたくなります。反対にPERが平均以下の銘柄は割安にみえて買いたくなります。いずれは、割高は修正され、割安株も見直される時はきますが、単純に割高、割安と判断して行動しては思わぬ損が出るという軽率な投資態度を戒めた言葉。

【今の姿ではない、今よりさらによくなるかを見よ】
日本人は現状追従型といわれます。好調な姿が現実となってから買いに動きます。しかし、株価は織り込んでいることがほとんどです。「今よりさらによくなるのか」という見方をすれば高値掴みは避けられます。下げの場合も「今よりさらに悪くなるのか」と冷静にみれば底値での売りも避けることができます。

【三空は売り】
「空」とは前日の株価より高く始まって、一度も前日の値段まで下げない状態。一般的には「マド開け」と呼ばれます。上昇過程でマド開けが3回も出現する時は相場が佳境に入っている場合が多いため、持ち株は利食いを優先し新規買いは慎重にという、相場の勢いに惑わされないようにというチャ?トからの格言。反対に下げ相場での三空は買いとなります。

【相場は相場に聞け】
人はだれでも相場見通しに迷いをもつものです。上がると思ったのに動きが鈍く、下げるだろうと思った相場が意外に下げない、といった動きはしょっちゅうです。そんな時には自分の我を通さず、一歩引き下がって、相場の動きに耳を傾けて謙虚になって下さいという言葉です。

【勢いに乗れ】
勢いのいい銘柄は値段の動きがよく出来高も活発です。商売でも元気があって威勢のいい店が繁盛します。「勢いだけで株を買うな」の格言もあり会社分析は大事ですが、まず勢いのいい銘柄に着目することが、新鮮で時流に乗る銘柄を見つける第一歩です。

【見切り千両】
引かされた株、つまり値下がりしている銘柄はなかなか処分する気持ちになれないものです。そのうち戻るだろうと引き延ばしていると損が膨らみますます。ましてや信用取引で買っている場合はなおさらです。見通しがよくないと思ったら思い切って処分しなさい、それは千両に匹敵するほどの値打ちがあるという決断の大切さを表した言葉です。

【株は世につれ、世は株につれ】
歌は世につれ・・・をもじった表現。人気となる曲はその時々の世相を反映してヒットするのと同じように株もまた社会変化、とくに人々のニーズを映して人気株が登場します。過去、日本が豊かになったことで車、カラーテレビ、クーラーの“3C”株が人気となりました。難しいことを考えなくても、社会の動きを素直に観察していれば儲かる銘柄を見付けることができるという言葉です。

【推奨株は3日待て】
証券会社の推奨株は3日程度待って買うのがいいという経験則からの言葉。かつては全店推奨方式で、ノルマ達成のため営業マンが一斉に顧客に押し込み販売を行い、一巡したら株は下がるケースがほとんどでした。その推奨一巡のところが買い場というわけです。強力推奨した手前、必ずまた手掛けてくるという読みもあります。推奨営業が復活の兆しですから現在でも活用できそうです。

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