銀行株、証券株などが強くなったときは上昇相場への転換点になり、逆に弱いときは下降相場への転換点となります。業種別で「銀行業」「証券、先物取引業」に注目してみましょう。日経平均が値下がりしても、これらが上昇するような日が続いていたら絶好の投資チャンスとなります。
　また簡単な見分け方として、日経平均とＴＯＰＩＸの倍率”ＮＴ倍率”を見ます。ＮＴ倍率の下落傾向が続けば、特定の銘柄に影響されやすい日経平均より、時価総額の大きい銘柄（銀行、証券の他に保険、不動産など日経平均への直接影響度が低い業種）に影響されやすいＴＯＰＩＸが上昇基調であることがわかります。
　新興市場（特に東証マザーズ）と日経平均も比較して新興市場と東証主力株のどちらにトレンドが出ているかも見ておきましょう。

　そして最終的には、日経平均とダウ30種の比較です。これにより、日本国自体の相場が強いのか弱いのかがハッキリと見えます。