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相場を斬る!
2009年02月01日

新年早々 日経平均は10%安
ダウ、S&Pは1月の下落率過去最大

 日米ともに、年末年始こそ好調だったものの、1月を終えてみれば大きく下落して幕を開けた株式市場。
 ここ最近の特徴としては、日本と主要通貨との金利差があまりに縮小したため、以前と比べると株価との連動性が大きく変化しつつあるように見えます。以前は株価にあわせて円が大きく乱高下していましたが、最近はユーロ/ドル間の乱高下が目立っています。やはり、外国勢が日本株を毎日のように売り続けて日本離れしているのと同様に、通貨でも日本離れしているのでしょうか?
 アメリカのオバマ大統領は、インドや中国には関心を持つ一方で、日本をあまり相手にする気はない様子。やはり小泉元首相のような、国内外にインパクトのある首相がいないと、日本は相手にされないという実情が浮き彫りです。
 と、話をもどして、今の相場は電力関係は大歓迎の様子です。円高になればなるほどうれしい上に、原油安はもっとうれしい内容。大幅に上方修正されることになりました。単にディフェンシブ銘柄としてだけでなく、実体経済も援護射撃してくれて、今後の注目が高まりそうです。
 一方、派遣切りが社会現象となる中、JR西日本では福知山線事故の教訓から安全性向上に力を入れるため、来年も今年並みの大規模雇用を継続するとのこと。
 景気にあわせて勢い余った経営をしてきた会社が毎日倒産している中、こんな時にこそ強気になれるのが素晴らしいですね。
 それにしても、アメリカ政府の公的資金を受け取って社員をリストラしておきながらも、巨額の報酬を受け取っている金融機関の役員連中。オバマ大統領が「恥を知れ」と激怒するのは当然のこと。リーマンの元CEOも財産の差し押さえ逃れをしているし、ビッグスリーの首脳も・・・
 いくら経済に問題があるとはいえ、破綻したり行き詰まっている会社の経営者は、いずれも問題のある人間ばかりのようです。
 今回の金融恐慌は、「会社組織のあり方を今一度考え直し、健全な社会作りをしろ!」という天からの有り難いお告げですね。

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