さぁ週明けはいよいよバブル安値更新か？24日は日経平均が下落率歴代5位にランクイン。10月はワースト5では3日、ワースト10では4日ランクインするといった、過去にない異常な展開を見せつけてくれました。
　24日の先物イブニング取引では、一時7100円、終値7300円と大きくバブル安値を割り込み、ＣＭＥではアメリカ市場が予想よりは下落しなかったせいもあり若干高い7410円と、バブル安値更新をほぼ決定的にした格好です。
　先物が大きく割り込んだおかげで、この土日のうちによほどのサプライズが発表されない限り、買い支えは困難な状況になってしまいました。
　最大の下値抵抗線である、2003年4月28日の終値7607.88円（安値は7603.76円）を下抜けることで、現物も先物も見切り売りから新規の投機的な売り込みを誘い、いっそうの下落を促進させるロケット燃料になること必至。一方で抵抗線を信じる新規の買い方もいるだろうけど、勝てる見込みは低いでしょう。それに買い方は売りが一巡するまでは本格的には出動はしてこないはずです。
　記録更新の後は、一時的に反発する動きもあるかもしれませんが、長期的にはまだ下げたりないというのが実情ではないでしょうか？

　一方ではこんなニュースも。ニューヨーク証券取引所では特別会員（スペシャリストと呼ばれ、立ち会いを行う証券会社のこと）が売買注文の情報を事前に閲覧できる制度を廃止、27日から実施とのこと。
　今までは、個人投資家や他の機関投資家の注文状況を事前に掌握することで、気配が発表される前に自分たちの見せ玉という価格操縦するための仕掛けを行ってきた証券会社に対し、その特権を奪い公平な取引環境が作られることになります。もっとも発表だけで本当に実施されるかは不明ですが・・・
　日本の証券取引所も同様にしてほしいですね。不正取引は大反対！