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相場を斬る! 2008年10月19日 |
本当に激動の1週間。14日火曜日に過去最大の14.15%上昇から始まり、2日後の16日木曜日は歴代2位の11.41%下落。過去最大の危険相場でした。その前の週も下落率では歴代4位と5位を記録しており、今月だけで歴代下落率5位以内に3日もランクイン。まさに実体経済が悪化する幕開けとなるにふさわしい展開。
これだけ下がったのだから、もう上がるだろうと逆張り派の方々の期待を裏切り、すぐに頭を押さえられてしまう状況。
何せリーマン・ブラザーズを筆頭に、世界に名だたる企業が破産したり、救済措置が行われるほどになったわけですから、今後はいろいろな面での悪影響が考えられます。
提携先が直接の金銭的損失を受けて破綻することはもちろん、取引先が空白になり、取引不能に陥って業務継続困難な会社も出るでしょう。
それにより、保有していた不動産や株式も買い手のいない相場に投げ売りされるでしょう。
現在は株価に連動するような形で乱高下していた、為替や商品市場にも本格的に直接影響を与えることにもなりかねません。最悪な場合は、国家単位での破綻も考えられます(この場合はさすがに絶対助けられるでしょうが)。
そしてこうした状況が、さらに株価を下落させ、下落した株価がさらなる破綻を生み出すという、魔の循環サイクルに突入したばかり。
確かに短期的には買える相場があるのは事実ですが、現状ではすぐに売り込まれて値を消します。買っている人は、あくまで数日後に売るための買い物をしているか、売り方の買い戻しのどちらかしかないからです。持つための買い物をしている人は、ほとんどいない模様です。塩漬けにして持たざるを得ない人はいますが。
来週は下落から始まると思われるが、さすがに今週ほど激しい動きではないでしょう。でも、それなりに荒い展開は必至。バブル後安値の7600円割れが出たら、いよいよ売り込みがエスカレートすることは間違いないでしょう。
今はぐっと我慢して、大統領選が終わった頃に出動するぐらいの、”待つ姿勢”も重要かと思います。
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