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相場を斬る! 2008年10月05日 |
金融安定化法案が下院で可決された途端に急落した10月3日のアメリカ市場。上昇効果は一時的なものとは思ってはいたものの、あまりにも短命な結果になってしまいました。
もはや自律反発さえも1日持たずで、飛び降りるような下落が今後も起こりうる雰囲気になっていますね。
リーマン・AIG・モルガン・ゴールドマンなど名だたる金融系が倒産、あるいは寸前まで追い込まれている中、日本では三菱UFJがアメリカに攻勢を仕掛けているのが目につきます。メガバンクの中ではもっとも財務体質がよいとされてはいるものの、莫大な負債を支える力が本当にあるのか疑問にも思います。
そんなおかげで、日本市場は金融系はあまり下げず、上昇転換かとも捉えられる動きも出てはいます。ハイテク系や産業系などは安値更新続出ですが・・・
11月は米大統領選も控え、日本では衆議院解散の兆しもあり、日米4桁も射程範囲に入りました。ただ、これらのアク抜けで上昇する相場はあるでしょうが、まだ先の景気悪化は織り込まれておらず、その先にある回復を見越した、本格的な上昇転換もまだまだ先のことでしょう。次の大底値も最悪の場合は日経平均が8000円付近まで下げるのではと推測します。底打ちも再来年あたりが妥当でしょうか?
売りポジションは当面継続で問題なさそうですが、こういった相場なので、突然の踏み上げには注意が必要です。もっとも持ち越さずにデイトレが無難でしょうが・・・
欲をかかずに無事に生き残ることを頭に入れて行動しましょう。
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